知られざる偉人の名言に学ぶ「前を向くための考え方」

現在はメンタルが強いと言われる私ですが、学生の頃は精神的な浮き沈みが結構ありました。

そんな時に名言集などから勇気をもらっていたのですが、当時のメモが残っていたので、いくつかピックアップしてみました。

発言者の人物像が見えたほうが、より味わい深いと思いますので、人物紹介と併せてご覧ください。

名言の楽しみ方

1、名言を何回か読んで意味を想像する。
2、fujitaの私見を読む。
3、人物紹介を読んでから、名言を読み返す。

間違ったと認めるのは、なんら恥ではない。それは言い換えれば、今日は昨日よりも賢くなったということなのだから。/アレキサンダー・ポープ

失敗や間違いは誰にでもあるものです。でも、昨日より賢くなったと思えば少し前向きになれますよね。

ポープは学校教育を受けれなかった人物なので、「学びへの感謝」は人一倍あったのかもしれません。

アメリカのオバマ元大統領ですらこう言っています。

「何か間違いをしたと思えば、すぐに謝罪をして、誠意をもって対応し、失点をすぐに食い止めた。」

「限られた戦いの中で失敗や危機は必ず来るから、その時の対応は非を認め、できるだけ早く直すこと。」

間違ったときには即座に改善することが大事だということです。

アレキサンダー・ポープ
イギリスの詩人。生来虚弱で学校教育を受けれず、独学で古典に親しみ、幼少の頃から詩作を試みる。

詩集『牧歌』(Pastorals, 1709年)は16歳の時の作。

ポープは当代の貴族達と親しく交際し、詩の中でも貴族たちへの賛辞を贈った。優雅で感受性にあふれた言葉遣い、当意即妙の機知、上品な作法を持ち、宮廷で寵愛された。

絶望的な状況なんてない。人が状況に対して絶望的になるだけだ。/クレア・ブース・ルース

捉え方について考えさせられる一句です。

上手くいっていない時に、「もうダメだ・・・」と考えるのではなく、「今までどんな時にうまくいったか」を考えてみましょう。

まだやれることや、できるがたくさんあるはずです。ポジティブな思考にフォーカスすることが大事ですね。

チャップリンもこう言っています。

「人生はクローズアップで見れば悲劇。ロングショットで見れば喜劇。」

短期的ではなく、長期的に考えてみると、小さな問題だったりするはずです。

それにしても、ルースはこの発言もさることながら、経歴からも仕事の出来る人間なのがビンビンに伝わってきますね。↓

クレア・ブース・ルース
編集者、劇作家、米下院議員、米駐イタリア大使。1930年、ファッション誌「ヴォーグ」の編集に加わり、翌1931年雑誌「ヴァニティーフェア」の副編集長となる。

“No good deed goes unpunished(正直者が馬鹿を見る)”などの慣用句を多用し、風刺的文才で世間の注目を浴びる。

劇作家に転身後は、有名喜劇「女たち(The Women)(1936)」を発表し大ヒット。
その後の作品でも劇作家としての名声を高めていく。

夫は「タイム」「フォーチュン」「ライフ」を創刊したメディアの覇者、ヘンリー・ルース(どちらも再婚)。

1942年に政治家に転身。コネティカット州から共和党下院議員となり、反共主義を強く打ち出す。1952年にはイタリア大使となった。

成功の反対は失敗ではなく、本当の失敗とは何もしないこと。/栗城 史多

「成功するためのチャンスは自分から作る。チャレンジしなければ始まらない。」

という力強さが表れている言葉です。

確かに、挑戦する回数には制限がないのだから、上手くいかなくても、また挑戦すればいいんです。

一番の失敗は、躓いたときに、いつまでも躓いたままでいることなんですね。

チャレンジをすることは失敗のリスクが伴い、足踏みしてしまう気持ちもわかりますが、成功する人はそもそも失敗するということを考えていません。

成功すると信じて、それに向かってひとつずつ手を打っています。

成功は逃げていきません。逃げるのはいつも自分なのです。

口に出して、文字にして、行動することで理想の実現に近づくことはできるのではないでしょうか。

かのウォルト・ディズニーもこう言っています。

「スタートを切る方法は、しゃべるのをやめて動き始めることだ。」

目の前のことを一生懸命やっている人だけが、未来を語る資格があるのです。

栗城史多
登山家。大学山岳部に入部してから登山を始める。2004年に北米最高峰マッキンリーの単独登頂に成功したのを皮切りに、7大陸最高峰のうちエベレストを除く6つに登頂。

世界最高峰のエベレストには、指を凍傷で9本失いながらも8度挑戦。

2018年5月21日、エベレスト南西壁を下山中に滑落。帰らぬ人となった。享年35。

大事なのは今のあなたじゃない。この先、どのくらい上を目指そうと思っているかだ。/ポール・アーデン

「学生時代あまり有意義に過ごせなかったな」

と思っていた時期にこの言葉に出会って、すごく救われたんですよね。

過去を棚上げできる免罪符をもらったような気がして、「一度気持ちをリセットしてここから上目指してやってやるぞ!」と気合が入りました。

私のプロフィールの「仕事におけるスタンス」にも書いたのですが、「過去の自分に勝利する」という考え方も、この言葉が始まりだったと記憶しています。

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今の自分の状況を考えてみて、「何か違うな」と思った時は、本当はどうしたいのか、ゼロベースで考えてみてください。

この先、上を目指すためには、場合によっては今の立場を失う勇気も必要なのかもしれません。

「自分の人生、自分がやらなきゃ誰がやる?」

「やるしかないんだ、今からでも!」

このくらいの気概が欲しいところです。

ポール・アーデン
イギリスで活躍した広告クリエイター。自己啓発作家。
ブリティッシュ・エアウェイズ、シルク・カット、インターシティ、トヨタ、フジフィルムといった多数の広告クリエイティブを手掛けて大きな成功を収め、天才クリエイターとして業界で大きな注目を集めた。

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